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執行官と評価人が現況調査をおこないます。

競売の流れ

競売の手続きがスタートすると、裁判所の裁判官は所属する執行官(不動産競売実務を担当する専門官)に現況調査を行うよう命令をくだします。

 

執行官も人間ですからその人数と処理能力、競売件数によって変わってきますが、現況調査がおこなわれる期間は競売開始決定から1ヶ月程度以内で、遅くとも3ヶ月程度以内に執行官と評価人(不動産鑑定士)が競売にかかることになった不動産の調査をするために自宅にやってくるでしょう。

 

たとえ執行官と評価人が来ても自宅へ入れなければいいんだと思い込んでいる人がいますが、彼らは国家権力を持って行動します。

 

したがって、国家権力の及ばない治外法権の地域やドアが壊れているなどの物理的問題で入室できないほどの場合、その他人道的に特別な配慮が必要と判断された場合以外であれば、所有者であってもたとえ大家さんであっても執行官の立ち入りを阻止することはできません。

 

居留守を使ったところで、彼らは鍵屋さんを呼んで解錠させて入室していきます。
これはまさに国家権力以外の何物でもありません。

 

入室した後は写真を撮ったり関係者への聴き取りをおこなったりします。

 

もし、これらの行動を妨害されるようなことがあれば、
警察の援助も求めますし、それでも妨害した人は公務執行妨害と見なされ
てしまいます。

 

こうして調査を終えた執行官と評価人は「現況調査報告書」と「評価書」を作成します。

 

この現況調査報告書には室内の画像はもちろん、間取りや使用状況、
所有者の名前などがとても細かく書かれていて、最終的にはこれらの情報が全てインターネットで公開されることになります。

 

競売代行業者はこれを見て告知チラシを作ることもあるのです。

 


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